新体操山崎浩子監督「情は捨てろ」の冷徹方式の一方で「情けの熱血指導」はレスリング栄和人強化本部長。現役引退が囁かれる吉田沙保里に女子日本代表コーチのポストを用意した。そして日本柔道井上康生監督は規律違反から処分を受けた選手と共に頭を丸刈りにするなど、まずは自らを罰してみせた。
総じて「精神論押し付け指導」よりも選手に温かい目を注ぎ分け隔てなく、表裏なく接する監督の方がチーム全体でいい成績を獲っている。東京五輪に向けて、まずは指導者の底上げが急務であることはいうまでもない。そして東京五輪後も次々と選手を輩出する長期的体制をつくって欲しい。そのためには各連盟や協会幹部の意識改革が必要絶対条件だ。
8月 22
2016
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