孫子の兵法

このところ中国の艦艇と戦闘機による尖閣領空侵犯が頻発している。スキに乗じて攻め込む戦法は孫子の兵法にもあった。

打草驚蛇(だそうきょうだ)敵軍が潜んでいるところで意識的に小さな軍事行動を起こして敵軍の反応を偵察し敵軍の陰謀や謀略を暴く作戦。偵察を繰り返さなければ敵軍の仕掛けている罠は発見することができない。
順手牽羊(じゅんしゅけんよう)乗ずべき機会であればいかに小さいものでも利用し、得るべき勝利であればいかに小さなものでも得るという作戦。わずかな隙でも絶対に利用しなければならないし小さな勝利でも絶対に得なければならない。

今更ではないが、1895年以降、日本は国際法に基づいて尖閣諸島の領有権を確立してきた。しかし国連調査機構が1969年石油ガス資源の埋蔵を指摘したのち一転して台湾と中国は尖閣領有権を主張するようになった。(74年間一度も日本の領有に異議を挟まなかった)つまり国際仲裁裁判所により中国の南シナ海での領有権がことごとく否定された以上に、東シナ海での中国の主張は全くの論外の言い掛かりなのだ。

日本のメディアは中国の領海領空侵犯よりもSMAP解散を大きく報じている。あぁ情けなや !!