国連に関して面白いことが分かった。常任理事国の「拒否権」とは安保理事会の決議だけに行使できる権利で、他の委員会や理事会に対する拒否権はなく、国連総会の議決に対しても拒否権は持たない。従って国連総会で「中国を常任理事国から外す」という提案がされ、賛成が1票でも上回ればその瞬間に中国は常任理事国でなくなる。しかも総会決議は「出席した国の過半数」で決定するので、多くの国が中国に配慮して欠席すればそれだけ決議しやすくなる。つまり中国に味方する国が国連加盟国の半分以上ないと常任理事国に止まるのが極めて困難ということだ。もしアメリカが本気を出して「中国につくのか、アメリカにつくのか」と加盟国に二者択一を迫ったら高い確率で中国は外される。これは知らなかった !! なぜこんな簡単で有効な方法があることを解説してくれないのだろう?
7月 27
2016
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