平和ボケ 日本

6月9日と15日に中国軍艦が相次いで領海侵犯した。軍艦が入ったということは中国側が完全にステージを上げたということだ。南シナ海では少しずつ既成事実を積み重ね、欧米諸国が気づかない間に島を取ることに成功した。東シナ海でも同じことをやろうとしているのに・・・ある海上自衛隊OBは「中国は第一列島線の外に海軍、内に海警という将来図を描いている」「尖閣諸島周辺での中国海軍の活動を常態化させてはならない」と警鐘を鳴らすが、マスコミにも国民も大した危機感を感じていない。
石平さんは訴える・・・「中華思想には領土という概念がない。分かる範囲のすべての土地はすべて中国皇帝のもの。だから国境も存在せず永遠に拡大する同心円的な世界観だ。その気になれば日本は中国の土地になるという考えだ。習政権の戦略は日本にとって蒙古襲来以来の国難だ。中国軍艦が領海侵犯したあの数日間、日本のテレビは一斉に上海ディズニーを紹介していた。危機感がないことこそ本当の危機だ」と・・・