かって前川誠郎先生が館長を務められた「国立西洋美術館」が世界遺産に登録された。20世紀を代表する仏建築家の設計による本館1階の19世紀ホール、2階へのスロープ、天井からの明かりとり窓、木型枠にコンクリートを流し込んだ木目模様の柱、また必要に応じて増築可能な「無限成長美術館」の構想を盛り込むなど「日本における近代建築運動に大きく貢献した」と評価された。
前川先生、ご存命なら96歳になられる(1920年京都市生まれ)県立近代美術館(長岡)館長時代「ルーブル美術館展」テープカットで来日したローゼンタール館長に「蕎麦を食べさせたい」と頼まれ、越路町の「越州」にご案内した。夏だというのにトレードマークの赤いマフラー、箸はうまく使えず、結局フォークで「ヌードルまぁまぁ」と。フランス人には蕎麦の味と食感は伝わらなかったようだ。
7月 20
2016
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