EUからの離脱の是非を問う英国民投票が行われる。世論調査会社によると世論は残留43%離脱42%、国民だけでなく保守党議員330人でさえ残留派174人離脱派136人でほぼ二分。スコットランド独立是非を問う住民投票では残留55%離脱45%と予想以上の大差が付いたが、今度はひょっとして離脱が決まるかも知れないと分析する人が多い。と云うのも、一昨年の独立投票はポンドの継続使用や経済的自立に不安を抱く人達が日増しに多くなり浮動票が多く流れた。しかし今回はもともとフランスやドイツとは仲が悪くEUの中でも浮いた存在であり、通貨ユーロも使っていないことから、EUから離れても大きな変化は起きないと見る向きが多いのだとか。となると英国のEU離脱がEU解体に進む可能性もある。また輸出依存度の高い中国経済はいっそうの大打撃を受けるだろう。大いに注目していきたい。
6月 13
2016
2016