南シナ海を軍事拠点にしようとしている中国の横暴に対し、3年間の審理を経て近々、仲裁裁判所の審判が下る。ほとんどの専門家は99%フィリピン政府に有利な裁定が出るだろうと予想しているが、トランプ以上のゴロツキ大統領が悪態を続けて折角のフィリピン支援に水を差す。
もう一つ、新総統に就任したばかりの蔡英文さんの中国牽制政策が見事で素早い。台湾が南シナ海で実効支配する「太平島」(岩礁でなく完全な島)に機関砲の弾薬4万発を輸送し防衛力を強化する計画を発表。同じく中国が南シナ海に防空識別圏を設定すると宣言した場合「受け入れない」と拒否することも明らかにした。これは蔡英文政権が安全保障面で日米と足並みをそろえることを宣言したもので、画期的で強力な中国対策だ。
かって中国が侵略して得た「内モンゴル」「新疆ウイグル」「チベット」の3自治区(人口計5000万人、面積は40%)が結託して中国政府に反旗を掲げれば中国は直ちに解体する。そのためには台湾はもとよりモンゴル、インド、トルコ、ベトナムなどの親日国との連携を蜜にしたい。(残念ながらオーストラリアは親中派の首相が就いて期待できない)これが中国抑え込みの最速最善の方法だと思う。安倍さんにはもっと頑張って貰わなければ・・・