原爆記念碑

慰霊碑「71年前の雲一つない明るい朝、空から死が舞い降り世界は変わった。閃光と火柱が都市を破壊し人類は自ら破壊する手段を手にすることを示した」
オバマ大統領の広島でのスピーチはNHK同時通訳がヘタでよく飲み込めなかったが、後で全文を読むととてもいい内容であり、そして迎えた広島市民の態度もよかった。スピーチは記念碑の真正面ではなく「しもて」側に立っていたが、これは「謙虚・謙譲」を意識する演出?であり、細かい心配りがあった。
馬の鞍のような「原爆慰霊碑」は埴輪の家の屋根をイメージしたものだと云う。日系二世「野口勇」氏のデザインだがコンペ時にはアメリカ人という理由で却下された。しかし丹下健三氏は原爆ドームをシンボルと残すこととノグチ案を組み込んで公園全体を構成、慰霊碑の屋根型の中を通して原爆ドームを望む見事な形が出来上がった。やっぱり建築家や彫刻家の仕事は凄いな。