伊勢神宮を訪問したG7首脳は「聖なる場所に行くことができて感動した」「伝統の継続性と悠久の歴史を感じた」などと評判は良好ながら、一部の海外記者は「神道は日本のナショナリズムと結びつくもので世界の指導者が訪問するにはふさわしくない」と書いたところもある。一方で「神道は日本の美しい文化の一つ。海外の首脳がバチカンを訪問するのと同じで伊勢神宮の訪問は別に不適切だとは思わない」とのコメントもあって、記者の教養や知性、メディアの知的レベルが見え隠れして面白い。
巷の各国首脳への評判も興味深い。23日に来日したカナダトルドー首相夫妻がダントツで、本番以外の経費を自費負担したことなどから夫妻とカナダ人気はうなぎ登りだ。トップの人間性がその国への評判につながるというなら「公私混同の都」「せこい日本人のいる街」という目で見られているのが「東京都」ということになる。「桝添はトルドー首相を見習え」都民の声が届いているだろうか。そして今年の流行語大賞は「第三者」になりそうだ。
5月 27
2016
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