恐竜の絶滅は約6,600万年前、直径10〜15kmの巨大隕石の衝突で絶滅したと考えられてきたが新説を英国研究グループが発表した。それによると絶滅は衝突の2400万年前から既に始まっていて、①激しい地殻変動で超大陸の分裂など環境が様変わりしたこと ②現インド大陸で大火山が連続して噴火、火山ガスや粉塵、海への大量の溶岩流出などにより海中と陸上の生態系が大混乱に陥ったことで恐竜たちの生息地が縮小し個体数が減少することになった。個体数が少なくなればなるほど破滅的な事態への回復力は失われる。この一連のプロセスのなかで巨大隕石が最後の引き金になったのではないかと云うのだ。
NHKラジオのカルチャー講座「地球と生命の46億年史」では5月末ころに恐竜が登場してくるから、丸山先生の話がどんな展開になるか楽しみ。
5月 10
2016
2016