米国民の意識の中にも「原爆が戦争を終わらせて何万という米軍の将兵の生命を救った」という歴史観があり、訪問の賛否は2分している。日本を被害者に変身させる歴史歪曲の口実になりかねないと云うのだが、昨今の歴史研究では「ルーズベルトがアジアへの偏見から戦争を仕掛けた」「トルーマンは対ソ交渉を有利に運ぶために原爆投下を行った」というのが定説で、米国の歴史観も実に都合よく歪曲されている。歴史が物語と云われる所以だが、中韓は自国の物語こそが唯一無二だと思い込んでいる。