韓国はもっと深刻

韓国へのトランプ発言は日本以上に深刻だ。「2万6千人の在韓米軍兵士は金を無駄にしているだけだ。我々は韓国を守る必要はない」と述べてNY州予備選で圧勝、米有権者は喝采を送った。この背景には朝鮮戦争時の苦い経験があるようだ。当時、米軍を率いた将軍の回想録で「進撃する中国軍は韓国軍部隊を次々と敗走させ、そのたび韓国軍は高価な多数の(米国供与の)装備を放棄した」「李承晩も民衆や軍を置き去りにして韓国南部に逃走を続けた人物だ」と敵前逃亡を繰り返す韓国軍と大統領の実態を暴いていた。これが今でも米国市民のイメージに定着している上に、セウォル号沈没事件で逃げる上梓と逃げる部下が再現されたからだ。対米関係について、日本も韓国も政治のミスジャッジは許されないのだ。