多少の経験から云えば、熊本の被災者がいま一番困っているのは断水でトイレが使えないことだろう。当地の中越沖地震では、電気は3日後、水道は約1ヶ月後にようやく復旧した。
日常生活で我々は1人1日あたりおよそ240リットルの水を使っていると云われるが、被災地はその10分の1も使えない生活が1〜3ヶ月も続くことになる。(阪神淡路大震災の際は完全復旧に3ヶ月を要した)
1970年代に敷設された水道配管の老朽化が全国で進んでいると云うではないか。次々と耐用年数40年を超えたか、間もなく超えることになる。交換整備の遅れる「水道」も間違いなく「酷道」化している。
4月 19
2016
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