日本籍シャープの最後のヒット商品?

調理鍋定価5万5千円もするシャープの電気無水鍋が飛ぶように売れているらしい。なにせボタンをポンと押してあとはタイミングがむずかしいかきまぜやコツがいる火加減もすべて自動でコントロールする。焦げが心配のカレーやシチュー、味のしみ込み加減がむずかしい煮物も手間なしでおいしく仕上げると云う。そんなに便利なら爆買いされると思いきや、中国語の説明書が入っていないので今のところ素通りされているらしい。
そのシャープは結局、買収額を1000億円減額されて台湾の鴻海(ホンハイ)に買収される。まあ韓国スムスンに買われるよりは良かったかも知れないが、計算高い中国人経営者の下でそんなに上手くいくとは思えない。現職シャープ経営陣の不徳が経営不振を招いた元凶だったはずなのに、役員は全員安泰。こんなところにシャープ不振の元凶がありそうだ。