原子力規制委員会は鹿児島川内原発の放射性物質観測装置の整備が「不十分」と報じた朝日新聞の記事や社説に対して謝罪や訂正を求めるだけでなく「犯罪的」とまで言い切って徹底抗戦の構えだ。
コトの起こりは3月14日付け朝日新聞に「避難基準値 半数測れず」の見出しで、川内原発周辺に設置された観測装置のうち半数が「事故時の住民避難の判断に必要な放射線量を測れない。事故時の住民避難の態勢が十分に整わないまま原発が再稼働した」と批判。同じく「避難どう判断 住民に不安」との見出しで不安をあおり立てた。問題はその中でインタビューの捏造や事実誤認が含まれていて、第2の吉田調書誤報問題と同じ過程を踏んでいるらしいのだ。
一般市民は朝日の偏りは衆知のことだし規制委員会の独善的な横暴もよく承知している。朝日vs委員会のバトルは大いに結構、どんどん皆が見えるところでやり合って欲しい。
3月 27
2016
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