天皇両陛下はフィリピン戦没者の慰霊に1分以上も頭を下げられご拝礼された。心の底からの慰霊のお気持ちが伝わってくる。歓迎式典でアキノ大統領は「両陛下が生まれながらにして重荷を担い両国の歴史に影を落とした時期に他者が下した決断の重みを背負ってこられなければならなかったということです」と述べられたが、これまた両陛下への最大級の敬愛の情がこもっている。あす29日午前にはマニラから70キロほど南東へ下ったカリラヤ戦没者慰霊碑にご拝礼される。
フィリピンルソン島では母の弟が戦死。終戦3ヶ月を前にして「昭和20年4月24日フィリピンルソン方面ノ戦闘ニ於テ戦死セラレ候條此段通知候也」との公報だけが届いた。海軍航空隊で戦闘機の整備士をしていたから飛行場でやられたに違いないが詳細は全く分からない。この度の両陛下のご拝礼に合わせて「安らかなれ」と手を合わせようと思う。
1月 28
2016
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