台湾民進党 圧勝

台湾の総統と立法院の選挙は予想通り蔡英文さんと民進党系が過半数の議席を取って圧勝。北京政府寄りの国民党には見切りをつけ中国大陸の思想統一に巻き込まれたくないという若者たちの思いは強かった。この選挙に絡み、中国からの観光客の中には台湾で進められる民主的選挙を目の当たりにして、大陸では選挙で指導者を選べない実態に目覚めた中国人も多くいたようだ。
韓国は大統領と同じ女性が政権首脳に就くことが確実視されてからも中国に遠慮してダンマリを続けてきた。こういった韓国の狭量が台湾の嫌韓の基にある。1992年韓国盧泰愚政権の「台韓国交断絶」は台湾社会に計り知れないほどのショックを与え、台湾が世界で最も先進的で最大の「反韓国家」に変わる直接の分岐点となった。その当時を知らない嫌韓第2世代でさえも、韓国のモラル違反や歴史捏造、政府の情報統制や過度のナショナリズムなど全体主義的民族に嫌気や違和感を強く感じると云う。これを以てしても台湾の民主主義は健全且つ強固であることがうかがえる。