気象庁は「この冬は6年ぶりに暖冬」と自信満々で発表した。その根拠は南米ペルー沖の海面水温が2.7度高く、1997年春の3.6度、1982年春の3.3度に次ぐ大規模なエルニーニョ現象が起きて西高東低の冬型の気圧配置は弱く、全国的に気温の高い状態になると云うのだ。念のためエルニーニョで暖冬になる仕組みをお復習いすると・・・
①ペルー沖の海面水温が上昇
②一方でインドネシアからフィリピン付近の海面水温が低くなり下降気流により高気圧に包まれる。
③その高気圧に阻まれて偏西風が降りにくく北に蛇行。
④シベリア寒気は東日本以西に流れ難くなる。
ここでもう一つ紛らわしいのが気象庁の地域名。「北日本」とは北海道と東北地方。「東日本」とは関東甲信、北陸、東海地方を指す。当の新潟は富山、石川、福井と一緒の「北陸」と呼ばれる。要するに北日本と北陸は違うのだ。
12月 03
2015
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