「三人寄れば文殊の知恵」とはいかず高速増殖炉「もんじゅ」はとんでもないお荷物になった。聞けば「もんじゅ」や「ふげん」の命名は当時、原発への知識が乏しい永平寺が関わって、いまや反省の座禅中とか。ナトリウムの危険性は中国天津大爆発で見た通り最初から指摘されていた。
①高速増殖炉は核分裂の速度が軽水炉の250倍も速く制御がし難い。
②冷却用ナトリウムは爆発火災の危険性が極端に高く不透明で取扱が難しい。
③燃料のプルトニウムには1グラムで数百万を殺すも猛毒性がある。
④もともと構造上に多くの無理があり、地震に弱い致命的な欠陥がある。
普通の原発よりさらに管理が難しい施設を、まるで素人集団の日本原子力研究開発機構が担うこと自体に無理がある。これで日本の核燃料サイクルは完全に振り出しに戻ったと思う。
11月 15
2015
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