TPP 自由という不自由

TPPは単に経済的な利益だけを追い求めるのではなく、政府や企業が人権や環境など社会的責任に配慮しながら成長する「21世紀型の経済ルール」とする大綱が発表された。大変立派な宣言だとは思うが本当にTPPは必要なんだろうか。自由貿易圏構想の先輩「EU」は自由という名の「不自由」とドイツ一人勝ちのシステムで今や破綻寸前ではないか。将来、もしも米国指導でTPP圏内の「ドル通貨統合」が持ち上がったら、まさしくEU失敗の二の舞は免れない。「関税をかける自由」「通貨を発行する自由」「国債を発行する自由」を奪われるにも関わらず「自由だ自由だ」と喜んでいるマスコミの論調はまた大きなミスリードを犯した。