ノーベル文学賞

ここにきて「村上春樹はなぜノーベル賞を取れないのか」というような野次馬記事が多く、興味本位で読んでみると、ノーベル賞委員会はやや左寄りだからその思想性がないと無理だと云う。例えば川端康成「戦後は平和主義の仮面をかぶり続けたが受賞後は地金が出て右寄りの本性が出た」とか、大江健三郎は「原爆や沖縄などを問題視する平和主義者の振るまいが巧を奏した」などと納得できる部分もある一方、三島由紀夫や安部公房の作品に比べると村上作品は「文学としての芸術性に乏しい」「春樹はちょっと大衆的過ぎる。漫画読んでる感じで春樹が受賞するならハリポタの作者が受賞してもおかしくない」などとかなり手厳しい。キーン先生曰く「ノーベル賞を取ってもそのあと何も書けなくなる作家が多い」とはまさしくホント。川端は1作も書かずに自ら命を絶ったし、大江はうわべを綺麗な言葉で飾っていかにも自分が正義の味方であるかのように振る舞う上手な偽善者&売国奴だ。まあ余計なことですが、村上春樹さま、くれぐれも大江のようにはならないでください。