経費削減から指定管理者制度の下で「TSUTAYA」が図書館の管理運営を任されるケースが多くなった。確かに民間企業であれば365日朝9時から夜9時まで開館という便利さやレンタルDVDのコーナーやスターバックスコーヒーが置かれたりする。しかし新たな問題が浮上してきた。例えば図書館利用者にツタヤポイントを付与したり関連子会社から中古本を購入したり、あたかもツタヤグループ店であるかのような運営が行われているらしい。また図書館の専門職としての「司書」が軽んじられ地域住民が必要とするサービスが低下していることも指摘されている。小牧市では住民投票の結果、ツタヤ図書館の計画が白紙に戻った。上越市では駅前ホテルを買い取って図書館にする計画があったが、ホテルの救済策ではないかと指摘されこれも中止になった。いずれにしても行き過ぎた指定管理者制度はもう一度よく考えた方がいい。
渋谷ジュンク堂では安保や民主主義をテーマにしたフェアを開催していたが「安倍政権を闘う相手に想定し選書が偏向している」といった批判が続出して中止になった。本屋さんまで政治活動に荷担する時代なんだなあ・・・
10月 26
2015
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