シリア

メソポタミア文明=ティグリス・ユーフラテス川流域で生まれた世界最古の文明、教科書で習ったが、いまその一部が「シリア」となり、国外に450万人、国内避難者も750万人、国民の半数が難民避難生活を余儀なくされている。ヨーロッパ、アジア、アフリカの三大陸を結ぶ要衝の地にあることから外国勢力もアリのように叢(むら)がり、まさに蟻地獄の様相だ。こういう場合に頑張るのが「国連」の筈なのに、無能な事務総長と拒否権発動で睨み合うだけの安保理で完全に機能不全。もし国連がしっかりしていれば、今のシリア問題を取り敢えず収めるのは一時的な「国連統治」しかないと思うのだが・・・あまりにむごいシリア難民を見て「おらにできること」と云えば本を読むことくらい。「国家の盛衰〜3000年の歴史に学ぶ〜」と「シリア アサドの40年史」を買ってきた。