VWディーゼル問題に関連して、つい先月、VWからの違約金7500億円の請求リスクをとってまで提携解消を断行したスズキ会長の慧眼を称賛する声が日増しに高まっている由。会見で「ワーゲンさんの持つ個別の技術について勉強させてもらいましたがいますぐに欲しいという技術はありません」と呼べるなど、VWの不正に気付いていた、あるいは臭さを感じていたのではないかと憶測を呼んでいるのだ。一部には米国環境保護局が安倍政権にVWの不正を内々に伝え、それがスズキ会長の耳に届いていたとの噂もあるが、であればスズキはVWの株式の売却が間にあわず700億円も欠損を出したのは何故?。最新情報では数日前にVW株を全て売却し売却益367億円を特別計上したとか。問題発覚前なら2000億円の利益を出せたのに・・・
VWは中国での販売台数が36%を占めるなど、極端な中国依存を進めてきた。これが結局命取りになった。株価と中国市場と、VWを取り巻く「環境」は自ら招いた「環境問題」で自爆することになりそうだ。
9月 29
2015
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