英国BBC放送は東京五輪の相次ぐ白紙撤回について「日本は五輪開催国として信頼できるとみられていたがぶざまな成り行きになった」と報じた。世界中が中韓と同じレベルと見たことだろう。日本スポーツ界からは「何を優先して物事を決めているのか分からずこのままでは国民に望まれない五輪になってしまう」との声が上がった。新競技場もエンブレムもその選考委員会の手順がお粗末だったし、それぞれの長(安藤忠雄&永井一正)の責任回避の発言がかえって疑惑を深める結果になった。組織委員会は「国民の理解を得られない」と釈明するが国民の判断に転嫁する無責任体勢は変わらない。やくみつる氏は「1964年五輪のマークがあるのになぜ作り直す必要があるのか。明快で荘厳。あれを超えるデザインはない。先人への尊崇の念を持ち理念を継承していくことが大切ではないか」全く同感。いや東京五輪を返上した方がいいのかも知れない。誰も責任を取らない無責任体勢で世紀の祭典が滞りなく開催されるとはとても思えないからだ。
9月 02
2015
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