鹿児島県知事が県の教育会議の席上、女性の高校教育のあり方について「高校でサイン、コサイン、タンジェントを教えて何になるのか。それよりもう少し社会の事象とか植物の花や草の名前を教えた方がいい」と発言、女性蔑視との批判を受けてすぐに発言を撤回した。全国一斉の学力テストで相変わらず理数の成績が良くないらしいが、こんな首長がいるんだから当然と云えば当然だ。
中学3年生の理科の問題「5%の水溶液100グラムをつくるのに必要な水と食塩の質量は?」正解率は45%という。答えは多分・・・x÷100=0.05だから5グラムの食塩と100-5=95グラムの水と思うのだが、間違っているかナ。大切なことは答えを導き出す経過、考える過程にあると思うのだが、一番肝心なことが知事には分かっていない。東京五輪のマークが盗用か否かで大騒ぎになっているが、これも然り。思考の経過が大事だと思う。その意味でも我がJSAはロゴもキャッチコピーも全て完全オリジナルだったと胸を張れる。文科省さん、オリンピックもいいが、子供たちがどうしたら科学や数学に興味を持ってくれるかを真面目に考えたらいい。まさしく「楽しいから好きになる。好きだからよく分かる」ですゾ。