自民党若手の勉強会で作家の百田尚樹氏が「沖縄タイムスと琉球新報は左翼勢力に完全に乗っ取られている。潰さなければいけない」「あってはいけないことだが沖縄のどこかの島が中国に取られれば目を覚ますはずだ」と発言して問題になっているようだが、言葉のよし悪しはともかく主旨は全く同感だ。ところが実は自民若手議員からも発せられていたようで国会議員の発言となる少し違和感がある。
わが県紙でも時には勉強不足がバレバレの記事が載る。自ら充分な取材や分析もせず共同から配信されたニュースソースを丸パクリで書いているからだが、悪いことに、新聞が社会の木鐸(ぼくたく)を標榜しているがために、高い目線から論評し大衆を先導しなければならないという傲慢に思い込んでいる記者や論説委員がいる。この人達は他からの批判や諫言には全く聞く耳を持たないから、まさに潰すか定年退職を待つしかないのだ。
6月 28
2015
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