フグ毒

それにしても分かり難い「集団的自衛権」議論。この国で最も権威ある憲法解釈を行えるのは内閣法制局であるはずが、その長官の国会答弁で「限定的」な集団的自衛権を「フグ」に例え「毒があるから全部食べたらそれはあたるが肝を外せば食べられる」と答弁した。他国防衛を目的とする包括的な集団的自衛権は違憲となる一方で「限定的」な集団的自衛権なら合憲という意味だろうが「フグ毒」になってしまった。権威失墜だが、元を正せば所詮は内閣に所属するのだから、首相の方針に添うように憲法解釈をするスタッフと考えれば目くじらを立てることでもない?