標高4205mのマウナケア山頂にはすばる望遠鏡を含む13の天文台がハワイ州から土地を借りた状態で置かれている。しかし先住民にとって山頂は神が住む神聖な場所で15年前から新たな天文台を建設しない取り決めが結ばれていた。そこに7年前から国際協力で口径30mの赤外線望遠鏡の建設計画が進み起工式が行われたが住民との軋轢が生じていた。
この度、ハワイ州知事は「山への敬意が足りなかった。これまでのやり方を変える必要がある」と新たな天文台の建設を認める代わりに既設の3〜4台の撤去を求める声明を発表。内訳は明らかになっていないがすばる望遠鏡も含まれるため国立天文台は対応に追われている模様だ。どこの国も「知事」の権限?は絶大だな。
5月 30
2015
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