国際批判にさらされて日本動物園水族館協会は追い込み漁に寄るイルカ入手の中止を決めた。昨今の人間の横暴が一日2万の種の絶滅を招き、十万年後には人類自体も絶えるという学説もあるようだが、動物を見世物にすること自体に問題はないだろうか。イルカのニュースを読んで何故かJSA講師でお呼びした当時横浜ズーラシア園長増井光子先生を思い出した。我がJSAは動物展示には決して手を出さず代わりに当代一流の生物学者にレクチャーをお願いしてきた。増井先生の「動物と話す」を読んで講師をお願いしたのだが、今にして思えば、オリの中の動物たちはどんなことを訴えていたのだろう・・・きっと人間のバカさ加減、横暴ぶりを訴えていたことだろう。新潟県にも動物園を創る計画があるらしいが、絶対に止めた方がいい。
5月 24
2015
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