やっぱり銀行は嫌いだ

雪国まいたけの米投資ファンドによるTOBは78%以上を取得して成立した。買い付け価格は1株当たり245円だから39%の担保株を持っていた第四銀行は恐らく40億円近い利益(貸付金も含む)を上げたことだろう。創業者の肩を持つわけではないが、地元企業の育成発展を旨とする地元銀行が取るべき態度では絶対になかった。銀行筋に近い現役員と銀行側との事前打合せの疑いもあり、一部にはインサイダー取引の疑いを指摘する専門家もいる。また「株取得」と「株主権」は別物で、創業者側の法的知識不足を指摘する人もいる。いずれにしても今回の第四・北越銀行のTOB協力は地域経済に大きな汚点を残し拝金主義を見せつけた。そしてこれら強力な地元銀行に異を唱える地元マスコミや財界人はダンマリを決め込んでいる。障らぬ神に祟りなしか・・