原発の廃炉を進めるために東電に入社した松橋和也さんの記事を読んだ。
香川大学でLED光通信を勉学中に福島原発の惨状を見て廃炉に関わる人材の不足を知り「人生で何を成そうかと考えた時、廃炉に関わることだと思った」と。福井大学に編入して原子力工学をゼロから学び、この春、東電に入社。東電福一に配属を希望したが当面は柏崎原発で現場技術を磨くことになった。こんな志ある若者はいずれ東電はもちろん日本の原子力技術を引っ張る技術者に育っていくのだろう。だから改めて「原発震災」後に書いた所感を贈りたい。
原子力は1万年という時間単位で制御しなければならない夢の悪魔の力なのだから、手にして百年そこそこではまだ初心者なのだ。しかし既に過信や奢りや油断が跳梁した。これを”天罰”といって大騒ぎになったが、まさしく正答だと思う。謙虚であることを忘れるなかれ・・・松橋君、頑張れ!!
4月 01
2015
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